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困難にある人の遠慮 [others *]

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ノーマライゼーションってなんだろう。


今日は仕事で1人のお母さんと話した。

子供がまだ幼稚園の時に彼女は交通事故に遭い、
半身不随となった。
入学式や卒業式、授業参観、出たかったけど、母親が障害者だといじめられてしまう
と思い、遠慮して出ないできた。周りからも出るなと言われたのよ。と。
そんな子供ももう20歳を過ぎて、素敵な成人式の写真を見せて頂きました。
成人式は出られたのだろうか。

何の話からそうなったのか覚えてないけど、そういう話をしていた。

フランスのルーブル美術館では、入館無料の中に「失業者、生活保護受給者」とあるらしい。
「美は余裕のある人たちのためだけにあるのではない、困難にある人ほど、
文化をとおして苦しい境遇以外のことに思いをはせる時間が必要だ」
(仏NGO「失業者と弱者の国民運動」)
「貧しくて(ルーブル美術館に)来ない人たちにとってブレーキはお金だけではありません。
恥ずかしいという気持ちや芸術作品への気後れもある。こちらから彼らの手をとりにいかなければ」
(ルーブル美術館副館長エルベ・バルバレ氏)
2013年11月3日 朝日新聞 大野論説主幹

障害者だから、貧困だから、母親だから、と何ものかへの言い訳にして
図々しくあることはよくないと思うけれど、
遠慮する必要はない。
遠慮させないような社会であるといいなあ。


ご訪問ありがとうございました


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